ジグソー法と反転学習を活用した全国学力・学習状況調査分析ワークショップの開発

本研究では,全国学力・学習状況調査の結果を各学校が自校の教育指導・学習状況改善に活用することを促すワークショップを開発した.ジグソー法により自校の調査分析を分担して受け持つことで,自校の課題に焦点化された議論を可能にしたほか,反転学習により分析作業の一部を外に出し,多忙な学校現場においても実施可能なプログラムとした.ワークシートからは,自校の教育指導・学習状況改善のための現状認識を教員間で共有する効果があること,アンケートからは,反応レベル・学習レベル・行動変容レベルにおける一定の成果が示された....

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Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 41; no. Suppl.; pp. 113 - 116
Main Authors 平野, 智紀, 原田, 悠輔, 加藤, 紗夕理, 畑中, 一良
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 2018
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.S41062

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Summary:本研究では,全国学力・学習状況調査の結果を各学校が自校の教育指導・学習状況改善に活用することを促すワークショップを開発した.ジグソー法により自校の調査分析を分担して受け持つことで,自校の課題に焦点化された議論を可能にしたほか,反転学習により分析作業の一部を外に出し,多忙な学校現場においても実施可能なプログラムとした.ワークシートからは,自校の教育指導・学習状況改善のための現状認識を教員間で共有する効果があること,アンケートからは,反応レベル・学習レベル・行動変容レベルにおける一定の成果が示された.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.S41062