定量化した手書きワークシートと学習成果の関連性の検討

学生の学習成果を評価する方法として,授業で用いる手書きワークシートを定量化し,学生の全体的な特徴を検討した.定量的な指標として,デジタル化したファイルサイズに着目する.平均ファイルサイズをもとに学生のグループを分け,形成的な特徴を把握するためファイルサイズの推移のクラスタ分析を行ったほか,グループごとに授業評価アンケートや学期末レポートとの関連の検討を行った.その結果,ファイルサイズの上位群には学期を通した推移に特徴的なクラスタが確認できた.また,ワークシートのファイルサイズが大きいほど,授業への自己評価やレポートといった学習成果が優れている可能性があることがわかった....

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Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 40; no. Suppl.; pp. 81 - 84
Main Authors 尾澤, 重知, 森, 裕生, 江木, 啓訓, 網岡, 敬之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 2017
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.S40053

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Summary:学生の学習成果を評価する方法として,授業で用いる手書きワークシートを定量化し,学生の全体的な特徴を検討した.定量的な指標として,デジタル化したファイルサイズに着目する.平均ファイルサイズをもとに学生のグループを分け,形成的な特徴を把握するためファイルサイズの推移のクラスタ分析を行ったほか,グループごとに授業評価アンケートや学期末レポートとの関連の検討を行った.その結果,ファイルサイズの上位群には学期を通した推移に特徴的なクラスタが確認できた.また,ワークシートのファイルサイズが大きいほど,授業への自己評価やレポートといった学習成果が優れている可能性があることがわかった.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.S40053