静岡県内のハスモンヨトウに対する殺虫剤の食餌浸漬法による殺虫効果

静岡県内のサトイモほ場からハスモンヨトウの卵塊を採集し,得られた3齢幼虫に対して食餌浸漬法により各薬剤の殺虫効果を検討した。その結果,以前から殺虫効果の低かった合成ピレスロイド剤と有機リン剤の殺虫効果は低く,カーバメート剤の殺虫効果は高かった。有効な薬剤 (クロルフルアズロン乳剤,メトキシフェノジドフロアブル,ルフェヌロン乳剤,テブフェノジドフロアブル,クロルフェナピルフロアブル,ピリダリルフロアブル,クロラントラニリプロールフロアブル,BT剤) が認められたが,エマメクチン安息香酸乳剤は殺虫効果の低下がみられた。...

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Published in関東東山病害虫研究会報 Vol. 2011; no. 58; pp. 103 - 105
Main Authors 水井, 陽介, 杉山, 恵太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 関東東山病害虫研究会 01.12.2011
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ISSN1347-1899
1884-2879
DOI10.11337/ktpps.2011.103

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Summary:静岡県内のサトイモほ場からハスモンヨトウの卵塊を採集し,得られた3齢幼虫に対して食餌浸漬法により各薬剤の殺虫効果を検討した。その結果,以前から殺虫効果の低かった合成ピレスロイド剤と有機リン剤の殺虫効果は低く,カーバメート剤の殺虫効果は高かった。有効な薬剤 (クロルフルアズロン乳剤,メトキシフェノジドフロアブル,ルフェヌロン乳剤,テブフェノジドフロアブル,クロルフェナピルフロアブル,ピリダリルフロアブル,クロラントラニリプロールフロアブル,BT剤) が認められたが,エマメクチン安息香酸乳剤は殺虫効果の低下がみられた。
ISSN:1347-1899
1884-2879
DOI:10.11337/ktpps.2011.103