化粧品とその原料の皮膚刺激性

化粧品とその原料の評価をヒトおよび毛ル毛ットで行った。ヒトに対する一次刺激性の評価を中心に検討した。被検試料に対する皮膚の刺激反応は, ヒトに比してモルモットの方が高かった。またヒトと毛ルモットの刺激性の強さの, 物質によるランクはよく相関し, 特に閉鎖貼布試験結果は対応が高かった。このため刺激性の予測試験にモル毛ットを用いることは有用であることが明らかとなった。くり返し塗布試験の結果は, 毛ルモットが非常に高い反応性を示すためヒトへの外挿は十分注意して行うことが明らかとなった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in皮膚 Vol. 22; no. 3; pp. 373 - 377
Main Authors 近藤, 三雄, 岡本, 暉公彦, 土屋, 秀一, 高瀬, 吉雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本皮膚科学会大阪地方会 01.08.1980
Online AccessGet full text
ISSN0018-1390
1884-541X
DOI10.11340/skinresearch1959.22.373

Cover

More Information
Summary:化粧品とその原料の評価をヒトおよび毛ル毛ットで行った。ヒトに対する一次刺激性の評価を中心に検討した。被検試料に対する皮膚の刺激反応は, ヒトに比してモルモットの方が高かった。またヒトと毛ルモットの刺激性の強さの, 物質によるランクはよく相関し, 特に閉鎖貼布試験結果は対応が高かった。このため刺激性の予測試験にモル毛ットを用いることは有用であることが明らかとなった。くり返し塗布試験の結果は, 毛ルモットが非常に高い反応性を示すためヒトへの外挿は十分注意して行うことが明らかとなった。
ISSN:0018-1390
1884-541X
DOI:10.11340/skinresearch1959.22.373