立正佼成会デジタルアーカイブの構築と運用 -Drupalによる MLARI連携型のアーカイブズ編成記述の開発事例

立正佼成会デジタルアーカイブ(以下,佼成会 DA)は,「長期的に持続可能な文化的価値の創出の基盤」を目指し, 2023年 5月に公開された.( https://archive.kosei-kai.or.jp/)佼成会 DAは,参画組織の業務機能や収集・管理資料が多岐にわたることから,博物館・図書館・文書館( Museum, Library, Archives)に加え,研究機関( Research Institute)や産業( Industry)を加えた組織内 MLARI連携を前提としたシステムの構築が求められた.その要件に対応するため,柔軟なカスタマイズが可能なオープンソース Drupalを導...

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Published in情報知識学会誌 Vol. 35; no. 2; pp. 217 - 226
Main Author 野口 博司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 情報知識学会 31.05.2025
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ISSN0917-1436
1881-7661
DOI10.2964/jsik_2025_019

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Summary:立正佼成会デジタルアーカイブ(以下,佼成会 DA)は,「長期的に持続可能な文化的価値の創出の基盤」を目指し, 2023年 5月に公開された.( https://archive.kosei-kai.or.jp/)佼成会 DAは,参画組織の業務機能や収集・管理資料が多岐にわたることから,博物館・図書館・文書館( Museum, Library, Archives)に加え,研究機関( Research Institute)や産業( Industry)を加えた組織内 MLARI連携を前提としたシステムの構築が求められた.その要件に対応するため,柔軟なカスタマイズが可能なオープンソース Drupalを導入し,アーキテクチャの透明性を確保し,開発・運用コストを抑えながらシステムの構築を進めている. 2038年の教団 100年史編纂に向け,各時代に応じた最適なシステムへの段階的発展を視野に入れている.本稿では Drupalによる, MLARI連携型のアーカイブズ編成記述に関する開発事例を報告する.
ISSN:0917-1436
1881-7661
DOI:10.2964/jsik_2025_019