金属ナノ粒子の形成と性質―AgX写真からプラズモニクスへ

銀塩写真感光材料においてはAgとAgXのナノ粒子が種々の目的で用いられている.AgとAgXは結晶構造が同じ(面心立方晶系)であるので,同じ結晶構造を有する金属ナノ粒子の構造と調製方法には写真におけるAgとAgXナノ粒子の知見が参考になるものと考えられる.この観点から,長年写真科学と技術の分野で蓄積されてきた知見を収集し,プラズモニクス用金属ナノ粒子の構造と調製,光吸収,酸化還元反応に対する触媒,半導体上での光電変換効果および安定性に関して分析した....

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Published in日本写真学会誌 Vol. 76; no. 6; pp. 453 - 462
Main Author 谷, 忠昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本写真学会 2013
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ISSN0369-5662
1884-5932
DOI10.11454/photogrst.76.453

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Summary:銀塩写真感光材料においてはAgとAgXのナノ粒子が種々の目的で用いられている.AgとAgXは結晶構造が同じ(面心立方晶系)であるので,同じ結晶構造を有する金属ナノ粒子の構造と調製方法には写真におけるAgとAgXナノ粒子の知見が参考になるものと考えられる.この観点から,長年写真科学と技術の分野で蓄積されてきた知見を収集し,プラズモニクス用金属ナノ粒子の構造と調製,光吸収,酸化還元反応に対する触媒,半導体上での光電変換効果および安定性に関して分析した.
ISSN:0369-5662
1884-5932
DOI:10.11454/photogrst.76.453