VIII.経口抗菌薬処方時の留意点

経口抗菌薬は最も繁用される薬剤の一つであり,感染症診療に欠かせない治療薬である.ペニシリン系薬を基本としつつ,対象とする感染症や宿主状態,地域やわが国におけるアンチバイオグラムを考慮して,セフェム系薬やキノロン系薬等を含め適切な抗菌薬を選択する.経静脈投与患者においても経過により経口投与へのステップダウンにも活用が期待されている.経口抗菌薬の処方にあたっては服薬アドヒアランスの向上が重要である....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 112; no. 11; pp. 2094 - 2100
Main Author 國島, 広之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.11.2023
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.112.2094

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Summary:経口抗菌薬は最も繁用される薬剤の一つであり,感染症診療に欠かせない治療薬である.ペニシリン系薬を基本としつつ,対象とする感染症や宿主状態,地域やわが国におけるアンチバイオグラムを考慮して,セフェム系薬やキノロン系薬等を含め適切な抗菌薬を選択する.経静脈投与患者においても経過により経口投与へのステップダウンにも活用が期待されている.経口抗菌薬の処方にあたっては服薬アドヒアランスの向上が重要である.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.112.2094