群馬県におけるイネ縞葉枯病の発生動向

2013年に群馬県全域でイネ縞葉枯病が発生し,イネ縞葉枯病感受性飼料用イネ品種作付けほ場では発病株率が50%を超えるケースも認められた。本県におけるイネ縞葉枯病の多発生は,① RSV の媒介虫であるヒメトビウンカの発生量が増加し,2007年以降に多発年が多いこと,② RSV 保毒虫率の上昇,③感受性食用イネ品種の作付比率が1994年の約20%から2010年以降40%を超えるまで高まっていることなど,複数の要因に起因すると考えられる。...

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Published in関東東山病害虫研究会報 Vol. 2014; no. 61; pp. 13 - 17
Main Authors 小池, 隼, 小倉, 愉利子, 酒井, 宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 関東東山病害虫研究会 01.12.2014
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ISSN1347-1899
1884-2879
DOI10.11337/ktpps.2014.13

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Summary:2013年に群馬県全域でイネ縞葉枯病が発生し,イネ縞葉枯病感受性飼料用イネ品種作付けほ場では発病株率が50%を超えるケースも認められた。本県におけるイネ縞葉枯病の多発生は,① RSV の媒介虫であるヒメトビウンカの発生量が増加し,2007年以降に多発年が多いこと,② RSV 保毒虫率の上昇,③感受性食用イネ品種の作付比率が1994年の約20%から2010年以降40%を超えるまで高まっていることなど,複数の要因に起因すると考えられる。
ISSN:1347-1899
1884-2879
DOI:10.11337/ktpps.2014.13