甲状腺乳頭癌の再発リスク分類
2018年に改訂された本邦の甲状腺腫瘍診療ガイドラインでは,甲状腺乳頭癌を再発リスクに応じて超低リスク,低リスク,中リスク,高リスクの4群に分類し,それぞれのリスク分類に基づいた管理方針が推奨されるようになった。ATA,NCCNといった海外のガイドラインでも類似した分類がなされており,腫瘍径,腺外浸潤,遠隔転移などは共通したリスク因子である。超低リスク乳頭癌に対する非手術経過観察の推奨や,低リスク乳頭癌に対する葉切除の推奨など本邦が海外に影響を与えてきた点,放射性ヨウ素内用療法の適応など海外から本邦が取り入れた点,また将来的なリスク分類の展望などについて述べる。...
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          | Published in | 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 Vol. 36; no. 4; pp. 209 - 212 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
    
        2019
     | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 2186-9545 | 
| DOI | 10.11226/jaesjsts.36.4_209 | 
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| Summary: | 2018年に改訂された本邦の甲状腺腫瘍診療ガイドラインでは,甲状腺乳頭癌を再発リスクに応じて超低リスク,低リスク,中リスク,高リスクの4群に分類し,それぞれのリスク分類に基づいた管理方針が推奨されるようになった。ATA,NCCNといった海外のガイドラインでも類似した分類がなされており,腫瘍径,腺外浸潤,遠隔転移などは共通したリスク因子である。超低リスク乳頭癌に対する非手術経過観察の推奨や,低リスク乳頭癌に対する葉切除の推奨など本邦が海外に影響を与えてきた点,放射性ヨウ素内用療法の適応など海外から本邦が取り入れた点,また将来的なリスク分類の展望などについて述べる。 | 
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| ISSN: | 2186-9545 | 
| DOI: | 10.11226/jaesjsts.36.4_209 |