外来透析患者に対する透析中運動療法の 約6 ヶ月間の継続効果
【はじめに】約6ヶ月間の透析中運動療法が継続可能であった外来透析患者10例を対象に運動療法の効果を検証することを目的とした.【対象と方法】対象は,2019年4月から2019年12月までの期間に外来透析患者の内,透析中運動療法を実施した連続19例において,約6ヶ月間継続できた10例を対象とした. 介入前後における基本情報,血液検査,血管機能検査,身体機能評価を後方視的に調査した.【結果】約6ヶ月介入経過においてAlbumin,Total cholesterol,HDL cholesterolの項目において有意に低下した.身体機能検査は,握力が有意に改善した.透析中運動療法時の有害事象は認めなかっ...
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          | Published in | 大分県理学療法学 Vol. 15; pp. 1 - 7 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            公益社団法人 大分県理学療法士協会
    
        01.03.2022
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| Subjects | |
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| ISSN | 1349-4783 2434-5431  | 
| DOI | 10.32227/oitaptj.15-1 | 
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| Summary: | 【はじめに】約6ヶ月間の透析中運動療法が継続可能であった外来透析患者10例を対象に運動療法の効果を検証することを目的とした.【対象と方法】対象は,2019年4月から2019年12月までの期間に外来透析患者の内,透析中運動療法を実施した連続19例において,約6ヶ月間継続できた10例を対象とした. 介入前後における基本情報,血液検査,血管機能検査,身体機能評価を後方視的に調査した.【結果】約6ヶ月介入経過においてAlbumin,Total cholesterol,HDL cholesterolの項目において有意に低下した.身体機能検査は,握力が有意に改善した.透析中運動療法時の有害事象は認めなかった.【結論】透析中の運動療法は低負荷のレジスタンストレーニングにて身体機能の維持,向上に繋がる可能性が示唆された. | 
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| ISSN: | 1349-4783 2434-5431  | 
| DOI: | 10.32227/oitaptj.15-1 |