3.サーベイランスのガイドライン(治療後も含む)

肝細胞癌サーベイランスを行う高危険群はB型慢性肝炎,C型慢性肝炎,肝硬変症例である.6カ月毎の超音波検査と複数の腫瘍マーカー(AFP/PIVKA-II/AFP-L3分画)測定にてサーベイランスを行うが,超高危険群であるB型肝硬変,C型肝硬変症例においては3~4カ月毎に間隔を短縮することや,危険因子の数,超音波検査での視認性に応じてCTやMRIの併用も考慮される.近年増加している脂肪肝など生活習慣病を背景とした肝発がんに対する効率的なサーベイランス方法の確立が今後求められる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 103; no. 1; pp. 37 - 43
Main Authors 山下, 竜也, 金子, 周一, 荒井, 邦明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2014
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.103.37

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Summary:肝細胞癌サーベイランスを行う高危険群はB型慢性肝炎,C型慢性肝炎,肝硬変症例である.6カ月毎の超音波検査と複数の腫瘍マーカー(AFP/PIVKA-II/AFP-L3分画)測定にてサーベイランスを行うが,超高危険群であるB型肝硬変,C型肝硬変症例においては3~4カ月毎に間隔を短縮することや,危険因子の数,超音波検査での視認性に応じてCTやMRIの併用も考慮される.近年増加している脂肪肝など生活習慣病を背景とした肝発がんに対する効率的なサーベイランス方法の確立が今後求められる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.103.37