比較的高い強度を有するフライアッシュコンクリートの特性に関する研究

本研究ではW/C50~35%程度の比較的高い強度を有する改質フライアッシュ(CfFA)コンクリートの特性の把握を目的に実験を行った。その結果、材齢28日のCfFA強度寄与率k値は単位セメント量の増加に伴い大きくなり本実験の範囲で0.2~0.7程度であること、簡易断熱養生時の温度上昇はCfFAコンクリートの強度増進に効果的であること、材齢28日強度が同等となるように調合設定したCfFAコンクリートの場合にS値は0N/mm2に設定できる可能性があること、CfFAコンクリートの乾燥収縮ひずみは同じW/Cで比較すると若干減少する傾向にあること、自己収縮ひずみはほぼ同等であることがわかった。...

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Published inセメント・コンクリート論文集 Vol. 67; no. 1; pp. 325 - 332
Main Authors 大谷, 俊浩, 佐藤, 嘉昭, 山田, 高慶, 岡田, 秀敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 セメント協会 2013
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ISSN0916-3182
2187-3313
DOI10.14250/cement.67.325

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Summary:本研究ではW/C50~35%程度の比較的高い強度を有する改質フライアッシュ(CfFA)コンクリートの特性の把握を目的に実験を行った。その結果、材齢28日のCfFA強度寄与率k値は単位セメント量の増加に伴い大きくなり本実験の範囲で0.2~0.7程度であること、簡易断熱養生時の温度上昇はCfFAコンクリートの強度増進に効果的であること、材齢28日強度が同等となるように調合設定したCfFAコンクリートの場合にS値は0N/mm2に設定できる可能性があること、CfFAコンクリートの乾燥収縮ひずみは同じW/Cで比較すると若干減少する傾向にあること、自己収縮ひずみはほぼ同等であることがわかった。
ISSN:0916-3182
2187-3313
DOI:10.14250/cement.67.325