締固めを必要とする高流動コンクリートに振動締固めを行い充填した際の材料分離・圧縮強度・中性化の検討

ボックス形充填試験を用いて、締固めを必要とする高流動コンクリートに締固め・間隙通過作用を与えた際の各種性状について検討した。その結果、締固め時間を適切に管理することで材料分離は発生しないこと、締固めを必要とする高流動コンクリートの間隙通過速度は普通コンクリートより大幅に速いこと、締固め・間隙通過作用を与えた際に圧縮強度は低下しないこと、中性化抵抗性は普通コンクリートと同等で、締固め・間隙通過作用を与えた場合でも悪影響はないことを確認した。また、混合セメントを用いた締固めを必要とする高流動コンクリートにおいても上記と同様の結果が得られることを確認した。...

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Published inセメント・コンクリート論文集 Vol. 77; no. 1; pp. 403 - 409
Main Authors 新見, 龍男, 加藤, 弘義, 時政, 右京
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 セメント協会 29.03.2024
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ISSN0916-3182
2187-3313
DOI10.14250/cement.77.403

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Summary:ボックス形充填試験を用いて、締固めを必要とする高流動コンクリートに締固め・間隙通過作用を与えた際の各種性状について検討した。その結果、締固め時間を適切に管理することで材料分離は発生しないこと、締固めを必要とする高流動コンクリートの間隙通過速度は普通コンクリートより大幅に速いこと、締固め・間隙通過作用を与えた際に圧縮強度は低下しないこと、中性化抵抗性は普通コンクリートと同等で、締固め・間隙通過作用を与えた場合でも悪影響はないことを確認した。また、混合セメントを用いた締固めを必要とする高流動コンクリートにおいても上記と同様の結果が得られることを確認した。
ISSN:0916-3182
2187-3313
DOI:10.14250/cement.77.403