「植草共生の森」で確認された鱗翅目昆虫

千葉市若葉区に位置する植草学園大学「植草共生の森」に生息する鱗翅目昆虫をトランセクト法で調査し , 26 科 129 種 ( チョウ類 35 種 , ガ類 94 種 ) を確認した 。 普通種がほとんどであったが , ヒメウラナミジャノメ・ オオムラサキ・コシロシタバの絶滅が危惧される種を確認することができた 。 また , 外来種としてアカボシ マダラ・ヒロヘリアオイラガも確認した 。 灯火採集を行わなかったためガ類の出現数は少なめであったもの の , チョウ類は調査回数が少ない割に多くの種を発見することができた 。 「植草共生の森」は里山として管 理された草地と明るい森林環境があるため ,...

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Published in植草学園大学研究紀要 Vol. 17; pp. 31 - 39
Main Authors 荒木, 小太郎, 早川, 雅晴
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 植草学園大学 31.03.2025
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ISSN1883-5988
2433-555X
DOI10.24683/uekusad.17.0_31

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Summary:千葉市若葉区に位置する植草学園大学「植草共生の森」に生息する鱗翅目昆虫をトランセクト法で調査し , 26 科 129 種 ( チョウ類 35 種 , ガ類 94 種 ) を確認した 。 普通種がほとんどであったが , ヒメウラナミジャノメ・ オオムラサキ・コシロシタバの絶滅が危惧される種を確認することができた 。 また , 外来種としてアカボシ マダラ・ヒロヘリアオイラガも確認した 。 灯火採集を行わなかったためガ類の出現数は少なめであったもの の , チョウ類は調査回数が少ない割に多くの種を発見することができた 。 「植草共生の森」は里山として管 理された草地と明るい森林環境があるため , 草原性・森林性の様々な種が生息できていると考えられる 。
ISSN:1883-5988
2433-555X
DOI:10.24683/uekusad.17.0_31