変形性肘関節症に対する鏡視下・直視下併用関節形成術

疼痛や可動域制限を伴う変形性肘関節症に対して関節鏡視下・直視下併用関節形成術を行い,6か月以上の経過観察が可能であった21例21肘の臨床成績を調査した.全例男性で手術時平均年齢は60.9歳,平均経過観察期間は15.3か月であった.手術は,前方関節腔内部は関節鏡視下に骨棘切除等を行い,後方関節腔内部は,肘後方部を小切開し骨棘切除等を行った.肘関節可動域は屈曲角度が102.6° から123.8° ,伸展角度が-22.1° から-8.3° ,MEPSは62.4点から97点,DASH score は25.6点から8.4点に有意に改善した....

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Published in日本肘関節学会雑誌 Vol. 27; no. 2; pp. 356 - 358
Main Authors 松木, 寛之, 百瀬, 敏充, 中土, 幸男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本肘関節学会 2020
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ISSN1349-7324
2434-2262
DOI10.24810/jelbow.27.2_356

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Summary:疼痛や可動域制限を伴う変形性肘関節症に対して関節鏡視下・直視下併用関節形成術を行い,6か月以上の経過観察が可能であった21例21肘の臨床成績を調査した.全例男性で手術時平均年齢は60.9歳,平均経過観察期間は15.3か月であった.手術は,前方関節腔内部は関節鏡視下に骨棘切除等を行い,後方関節腔内部は,肘後方部を小切開し骨棘切除等を行った.肘関節可動域は屈曲角度が102.6° から123.8° ,伸展角度が-22.1° から-8.3° ,MEPSは62.4点から97点,DASH score は25.6点から8.4点に有意に改善した.
ISSN:1349-7324
2434-2262
DOI:10.24810/jelbow.27.2_356