Moodleにおける活動時間の計測と教育改善への活用

本研究では、Moodleの標準機能では実行できない活動時間の計測を行い、アクセス数と活動時間を中心としたLMSログの活用に関する新たな応用方法を探ることを目的とした。情報リテラシーの授業におけるMoodleコースを対象とし、IntelliBoardプラグインを活用して、Moodleへのアクセス数およびその活動時間を取得した。その結果、アクセス数と活動時間には一定の相関関係が認められるものの、アクセス数あたりの活動時間にはかなり幅があることが明らかとなった。これにより、アクセス数だけでなく利用時間を含めた評価を行うことで、学習者の状況をより正確に把握できる可能性が示唆された。...

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Published in大学情報・機関調査研究集会 論文集 pp. 154 - 160
Main Authors 小林, 雄志, 大石, 哲也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本インスティテューショナル・リサーチ協会 08.11.2024
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ISSN2436-3065
2436-3014
DOI10.50956/mjir.13.0_154_1

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Summary:本研究では、Moodleの標準機能では実行できない活動時間の計測を行い、アクセス数と活動時間を中心としたLMSログの活用に関する新たな応用方法を探ることを目的とした。情報リテラシーの授業におけるMoodleコースを対象とし、IntelliBoardプラグインを活用して、Moodleへのアクセス数およびその活動時間を取得した。その結果、アクセス数と活動時間には一定の相関関係が認められるものの、アクセス数あたりの活動時間にはかなり幅があることが明らかとなった。これにより、アクセス数だけでなく利用時間を含めた評価を行うことで、学習者の状況をより正確に把握できる可能性が示唆された。
ISSN:2436-3065
2436-3014
DOI:10.50956/mjir.13.0_154_1