施工から7年経過した緑化植物の根茎の調査

植物により緑化してのり面を保護した場合,植物の植被率や草丈などの地上部の植物により,その施工の効果を判断している。しかし,のり面の保護は,緑化植物の根茎の状態が十分生育していることも必要である。しかし,実際ののり面の緑化植物の根茎を調査した例は少ない。そこで,北海道でのり面緑化植物として標準的に配合されている種子および過去に標準的に配合された種子により施工して,7年が経過した後,緑化植物の根茎の状況を調査した。その結果,7年後も施工箇所から吹きつけ植物がほとんど拡散せず十分に緑化されており,根の状態は現在の配合による緑化と過去の配合による緑化がほぼ同等であることを確認した。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 51; no. 1; pp. 157 - 159
Main Authors 山木 正彦, 佐藤 厚子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2025
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.51.157

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Summary:植物により緑化してのり面を保護した場合,植物の植被率や草丈などの地上部の植物により,その施工の効果を判断している。しかし,のり面の保護は,緑化植物の根茎の状態が十分生育していることも必要である。しかし,実際ののり面の緑化植物の根茎を調査した例は少ない。そこで,北海道でのり面緑化植物として標準的に配合されている種子および過去に標準的に配合された種子により施工して,7年が経過した後,緑化植物の根茎の状況を調査した。その結果,7年後も施工箇所から吹きつけ植物がほとんど拡散せず十分に緑化されており,根の状態は現在の配合による緑化と過去の配合による緑化がほぼ同等であることを確認した。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.51.157