ツインノズルPELIDを用いた化学反応援用型複合砥粒ファイバーボンド砥石の製作

レアア-スである酸化セリウムは,昨今の社会情勢からその使用量低減が急務となっている.そこで,酸化セリウムを固定砥粒として使用することによる滞留性の向上と砥粒の複合により酸化セリウムの使用量低減を試みた.ツインノズルPELIDによる酸化セリウムと酸化鉄を複合した化学反応援用型複合砥粒ファイバ-ボンド砥石を開発し,加工性能を調査した結果,ガラスの加工における除去量の向上を確認した,さらに,酸化鉄を凝集させずにファイバ-内に含有する混合割合を明らかにすることで,研削特性が改善されることを示した....

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Published in砥粒加工学会誌 Vol. 68; no. 10; pp. 579 - 580
Main Authors 伊藤, 颯希, 円谷, 優介, 伊藤, 伸英, 大森, 整, 稲澤, 勝史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 砥粒加工学会 01.10.2024
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ISSN0914-2703
1880-7534
DOI10.11420/jsat.68.579

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Summary:レアア-スである酸化セリウムは,昨今の社会情勢からその使用量低減が急務となっている.そこで,酸化セリウムを固定砥粒として使用することによる滞留性の向上と砥粒の複合により酸化セリウムの使用量低減を試みた.ツインノズルPELIDによる酸化セリウムと酸化鉄を複合した化学反応援用型複合砥粒ファイバ-ボンド砥石を開発し,加工性能を調査した結果,ガラスの加工における除去量の向上を確認した,さらに,酸化鉄を凝集させずにファイバ-内に含有する混合割合を明らかにすることで,研削特性が改善されることを示した.
ISSN:0914-2703
1880-7534
DOI:10.11420/jsat.68.579