A.L.P.S. Elbow Plating Systemを用いた上腕骨遠位端骨折に対する手術治療
A.L.P.S. Elbow Plating Systemを用いて内固定を行った上腕骨遠位端骨折17例17肘の治療成績と本プレートの有用性を検討した.骨折型はAO分類A2:7例,C1:4例,C2:3例,C3:3例であった.全例後方アプローチで内外側にプレートを設置し,肘頭骨切りは6例に加えた.全例骨癒合し,JOA-JES scoreは平均87.9点,Mayo Elbow Performance Scoreは平均92.9点で良好な成績が得られた.本プレートはlow profileで,小柄な高齢女性に対しても骨表面への適合性が良好で,また仮固定後も骨に合わせて3次元in-situ bendingが...
Saved in:
| Published in | 日本肘関節学会雑誌 Vol. 25; no. 2; pp. 78 - 81 |
|---|---|
| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本肘関節学会
2018
|
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1349-7324 2434-2262 |
| DOI | 10.24810/jelbow.25.2_78 |
Cover
| Summary: | A.L.P.S. Elbow Plating Systemを用いて内固定を行った上腕骨遠位端骨折17例17肘の治療成績と本プレートの有用性を検討した.骨折型はAO分類A2:7例,C1:4例,C2:3例,C3:3例であった.全例後方アプローチで内外側にプレートを設置し,肘頭骨切りは6例に加えた.全例骨癒合し,JOA-JES scoreは平均87.9点,Mayo Elbow Performance Scoreは平均92.9点で良好な成績が得られた.本プレートはlow profileで,小柄な高齢女性に対しても骨表面への適合性が良好で,また仮固定後も骨に合わせて3次元in-situ bendingができることにより,スクリュー刺入方向を調節してより強固な固定が得られる可能性がある.しかし遠位骨片が粉砕,小骨片の場合,スクリュー径3.5mmでは太い傾向があり,径2.7mmを複数刺入できるプレートが勧められる. |
|---|---|
| ISSN: | 1349-7324 2434-2262 |
| DOI: | 10.24810/jelbow.25.2_78 |