メッシュシート被覆によるオオイタドリ(Fallopia sachalinensis (F. Schmidt.) Ronse Decr.)の地下茎の抑制に関する調査

これまでの検討により,オオイタドリを刈り取った後メッシュシートで被覆することで,オオイタドリの地上部および地下部の生育を抑制できることがわかっている。本調査では,被覆5か月後と1年3か月後の地下部の状況を調べ,これまでの結果と比較した。その結果,被覆5か月では,地上部の生育は抑制できたものの地下部はほとんど抑制されなかったこと,メッシュシートの網目が小さいと新芽が塊茎よりも地下茎に多く発生し,網目が大きいと塊茎に多く発生する傾向が見られた。また,1年3か月後ではメッシュシートの有無にかかわらず塊茎や新芽の数は同じであったものの,メッシュシート被覆により塊茎の大きさが小さくなったことを確認した。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 51; no. 1; pp. 160 - 162
Main Authors 山木 正彦, 石田 健一, 佐藤 厚子, 樋口 法大
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2025
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.51.160

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Summary:これまでの検討により,オオイタドリを刈り取った後メッシュシートで被覆することで,オオイタドリの地上部および地下部の生育を抑制できることがわかっている。本調査では,被覆5か月後と1年3か月後の地下部の状況を調べ,これまでの結果と比較した。その結果,被覆5か月では,地上部の生育は抑制できたものの地下部はほとんど抑制されなかったこと,メッシュシートの網目が小さいと新芽が塊茎よりも地下茎に多く発生し,網目が大きいと塊茎に多く発生する傾向が見られた。また,1年3か月後ではメッシュシートの有無にかかわらず塊茎や新芽の数は同じであったものの,メッシュシート被覆により塊茎の大きさが小さくなったことを確認した。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.51.160