テクノロジーとデータを麻酔科医が活かすための医工連携のあり方

医療現場においてAI活用が盛んになってきている.医療現場でのAI活用の意義はテクノロジーとデータ利活用をすることで,臨床判断の支援や業務効率化を促し,患者と対面する時間を増やすことにある.テクノロジーやAIを活用する際は,現場の業務や患者における課題を発見し,何を予測するか,どういったデータ利活用をすることで革新的なモデルになるかを臨床医が的確に決定していく必要がある.そのためには臨床医が医療従事者のみならず,データサイエンティストやエンジニア等のさまざまなスキルを持った人材と協働して医工連携のチームを構築し,テクノロジーとデータ利活用が実装される世界を構築していくことが必要である....

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Bibliographic Details
Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 44; no. 2; pp. 211 - 216
Main Author 高木, 俊介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.03.2024
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.44.211

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Summary:医療現場においてAI活用が盛んになってきている.医療現場でのAI活用の意義はテクノロジーとデータ利活用をすることで,臨床判断の支援や業務効率化を促し,患者と対面する時間を増やすことにある.テクノロジーやAIを活用する際は,現場の業務や患者における課題を発見し,何を予測するか,どういったデータ利活用をすることで革新的なモデルになるかを臨床医が的確に決定していく必要がある.そのためには臨床医が医療従事者のみならず,データサイエンティストやエンジニア等のさまざまなスキルを持った人材と協働して医工連携のチームを構築し,テクノロジーとデータ利活用が実装される世界を構築していくことが必要である.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.44.211