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「研究室紹介 中村照也 (熊本大学大学院生命科学研究部機能分子構造解析学講座)」私の所属する機能分子構造解析学講座では, ゲノム安定性, 細胞シグナル伝達, 免疫などの生命現象や創薬・疾患に関わるタンパク質の作用機構を原子レベルで解明することを目的に研究を進めています. 構造生物学的手法を用いたタンパク質の立体構造解析と生化学的, 物理化学的手法による機能解析を合わせた研究を行っています. 当講座は, 2018年に山縣ゆり子名誉教授が定年退職された後, 私と池水信二准教授の2人のPIの体制で研究活動を行っています. 私の研究グループでは, (1) ゲノム安定性維持機構, (2) 細胞シグナル伝...

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Published in生物物理 Vol. 65; no. 3; pp. 168 - 169
Main Authors 高橋 大輔, 下野 和実, 中村 照也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本生物物理学会 2025
日本生物物理学会
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ISSN0582-4052
1347-4219
DOI10.2142/biophys.65.168

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Summary:「研究室紹介 中村照也 (熊本大学大学院生命科学研究部機能分子構造解析学講座)」私の所属する機能分子構造解析学講座では, ゲノム安定性, 細胞シグナル伝達, 免疫などの生命現象や創薬・疾患に関わるタンパク質の作用機構を原子レベルで解明することを目的に研究を進めています. 構造生物学的手法を用いたタンパク質の立体構造解析と生化学的, 物理化学的手法による機能解析を合わせた研究を行っています. 当講座は, 2018年に山縣ゆり子名誉教授が定年退職された後, 私と池水信二准教授の2人のPIの体制で研究活動を行っています. 私の研究グループでは, (1) ゲノム安定性維持機構, (2) 細胞シグナル伝達機構, (3) 創薬の基盤研究の3つのテーマに取り組んでいます. (1) DNAは, 生物の恒常性を担う遺伝情報物質であり, その情報はDNA複製, 修復機構によって高度に維持されています.
ISSN:0582-4052
1347-4219
DOI:10.2142/biophys.65.168