海外だより 比較神経解剖学者による日仏米比較
「自己紹介(略歴)」私の専門はニューロサイエンスで, 特に, 脳の進化に関する研究を専門としています. 現在は生物学者を名乗っていますが, もとは文学部心理学出身です. 生物物理とは縁遠い私がこうして『海外だより』を書く機会をいただけたのも, 海外研究生活で得たご縁のおかげです. 私は慶應義塾大学文学部心理学専攻(生物心理学)を卒業後, テネシー大学大学院(University of Tennessee Health Science Center)でニューロサイエンス(神経生物学)を学び, 博士号を取得しました. その後, フランスCNRS(国立科学研究センター)で長いポスドク期間を経て, 現...
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          | Published in | 生物物理 Vol. 64; no. 6; pp. 334 - 335 | 
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本生物物理学会
    
        2024
     日本生物物理学会  | 
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| ISSN | 0582-4052 1347-4219  | 
| DOI | 10.2142/biophys.64.334 | 
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| Summary: | 「自己紹介(略歴)」私の専門はニューロサイエンスで, 特に, 脳の進化に関する研究を専門としています. 現在は生物学者を名乗っていますが, もとは文学部心理学出身です. 生物物理とは縁遠い私がこうして『海外だより』を書く機会をいただけたのも, 海外研究生活で得たご縁のおかげです. 私は慶應義塾大学文学部心理学専攻(生物心理学)を卒業後, テネシー大学大学院(University of Tennessee Health Science Center)でニューロサイエンス(神経生物学)を学び, 博士号を取得しました. その後, フランスCNRS(国立科学研究センター)で長いポスドク期間を経て, 現在はパリ郊外のParis-Saclay Institute of Neuroscience(NeuroPSI)で, 「脳と認知機能の収斂進化」をテーマに研究をしています. 神経解剖学と行動実験を用い, 現存する動物の比較研究を通して, 「認知機能を生み出す脳はどのような条件下で進化し得るのか」という本質を探る研究です. | 
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| ISSN: | 0582-4052 1347-4219  | 
| DOI: | 10.2142/biophys.64.334 |