若手の会だより Bから始めるBiophysics

毎年夏に生物物理若手の会が開催する夏の学校(夏学)は, 昨年で第64回を迎えました. 近年では, 学部生の参加が増加傾向にあります. 昨年の夏学では参加者の3割弱が学部生でした. 本稿では, 夏学の『面白さ』について, 学部低学年から積極的に参加してきた我々の視点でお伝えします. 「夏学で感じた研究への熱気(加藤)」私は量子力学を用いて生命の謎を解き明かしたいという夢を抱き, 生物学と物理学の両方を学べる大阪大学理学部に進学しました. 学部一年の春, 夏学の存在を知り迷わず申し込みました. 夏学では, 充実した時間を過ごすことができました. 特に印象に残っているのは, 講師の先生方との夜遅くま...

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Published in生物物理 Vol. 65; no. 2; pp. 116 - 117
Main Authors 鶴長, 慶, 山本, 侑己, 加藤, 祐基, 北川, 寛樹, 髙橋, 柊央
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本生物物理学会 2025
日本生物物理学会
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ISSN0582-4052
1347-4219
DOI10.2142/biophys.65.116

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Summary:毎年夏に生物物理若手の会が開催する夏の学校(夏学)は, 昨年で第64回を迎えました. 近年では, 学部生の参加が増加傾向にあります. 昨年の夏学では参加者の3割弱が学部生でした. 本稿では, 夏学の『面白さ』について, 学部低学年から積極的に参加してきた我々の視点でお伝えします. 「夏学で感じた研究への熱気(加藤)」私は量子力学を用いて生命の謎を解き明かしたいという夢を抱き, 生物学と物理学の両方を学べる大阪大学理学部に進学しました. 学部一年の春, 夏学の存在を知り迷わず申し込みました. 夏学では, 充実した時間を過ごすことができました. 特に印象に残っているのは, 講師の先生方との夜遅くまで続いた議論です. 講義では得られないアドバイスを直接伺えるのは, 夏学ならではの魅力だと思いました. また, わからないことをその場で質問でき先輩方が丁寧に教えてくれるポスターセッションも強く思い出に残っています.
ISSN:0582-4052
1347-4219
DOI:10.2142/biophys.65.116