積雪寒冷地に適した緑化植物の提案

北海道では,道路および河川堤防ののり面は植物により保護する方法が一般的であり,国土交通省北海道開発局ではハードフェスク,クリーピングレッドフェスク,ケンタッキーブルーグラスのイネ科外来植物を混播してのり面を緑化している。しかし,近年の高温多雨,乾燥などの異常気象によりこれらの植物の生育が妨げられることにより種子が不足し,緑化によるのり面保護が困難になると考えられる。そこで,これに対応するため,新しい緑化植物としてメドウフェスクおよびチューイングフェスクを加えた配合で試験施工を行い,従来の配合によるのり面緑化と比較した。その結果,これらの植物が北海道ののり面緑化に適用可能であることがわかった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本緑化工学会誌 Vol. 50; no. 1; pp. 91 - 94
Main Authors 佐藤, 厚子, 山木, 正彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2024
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.50.91

Cover

More Information
Summary:北海道では,道路および河川堤防ののり面は植物により保護する方法が一般的であり,国土交通省北海道開発局ではハードフェスク,クリーピングレッドフェスク,ケンタッキーブルーグラスのイネ科外来植物を混播してのり面を緑化している。しかし,近年の高温多雨,乾燥などの異常気象によりこれらの植物の生育が妨げられることにより種子が不足し,緑化によるのり面保護が困難になると考えられる。そこで,これに対応するため,新しい緑化植物としてメドウフェスクおよびチューイングフェスクを加えた配合で試験施工を行い,従来の配合によるのり面緑化と比較した。その結果,これらの植物が北海道ののり面緑化に適用可能であることがわかった。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.50.91