複合型がんサポートプログラムに対する課題の検討

本研究は情報提供, 心理的支援, 身体的介入を柱とし, 患者がニーズに応じて選択できることを特徴とする複合型がんサポートプログラムを1年間運用し, 本プログラム内容と運営における課題を検討した. 参加登録者は40名, 病気や治療法, 養生法に関する知識・情報を得たいというニーズの充足, 医療関係者とつながっている感覚や相談できる場がある安心感を得ていた. がん患者個々が必要に応じたプログラムを選択し参加することが, 主体的に治療や療養生活を送る支援につながることが示唆された. Palliat Care Res 2011; 6(1): 201-208...

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Published inPalliative Care Research Vol. 6; no. 1; pp. 201 - 208
Main Authors 樋口, 佳栄, 遠藤, 公久, 奥原, 秀盛, 鈴木, 治子, 福井, 里美, 寄森, 梓, 守田, 美奈子, 吉田, みつ子, 生山, 笑
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緩和医療学会 2010
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ISSN1880-5302
DOI10.2512/jspm.6.201

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Summary:本研究は情報提供, 心理的支援, 身体的介入を柱とし, 患者がニーズに応じて選択できることを特徴とする複合型がんサポートプログラムを1年間運用し, 本プログラム内容と運営における課題を検討した. 参加登録者は40名, 病気や治療法, 養生法に関する知識・情報を得たいというニーズの充足, 医療関係者とつながっている感覚や相談できる場がある安心感を得ていた. がん患者個々が必要に応じたプログラムを選択し参加することが, 主体的に治療や療養生活を送る支援につながることが示唆された. Palliat Care Res 2011; 6(1): 201-208
ISSN:1880-5302
DOI:10.2512/jspm.6.201