陰茎尿道部に発生した尿道ポリープによる尿道狭窄に対し、 Preputial UrethrostomyTechnique変法で治療したイヌの1例

雄犬の尿道閉塞はしばしば遭遇する疾患であるが、尿道ポリープによる閉塞は稀で2例のみ報告されている。今回、我々は排尿困難を呈したパグに遭遇し、陰茎尿道に腫瘍性の閉塞が疑われたため、Preputial Urethrostomy Technique 変法で尿道再建術を実施した。病理組織学的検査では乳頭状ポリープで、術後の排尿状態も良好であった。病変が陰茎に限局している場合は今回の術式は有効と考えられた。...

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Published in日本獣医腎泌尿器学会誌 Vol. 13; no. 1; pp. 35 - 41
Main Author 藤本, 晋輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本獣医腎泌尿器学会 2021
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ISSN1883-2652
2434-0146
DOI10.24678/javnu.13.1_35

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Summary:雄犬の尿道閉塞はしばしば遭遇する疾患であるが、尿道ポリープによる閉塞は稀で2例のみ報告されている。今回、我々は排尿困難を呈したパグに遭遇し、陰茎尿道に腫瘍性の閉塞が疑われたため、Preputial Urethrostomy Technique 変法で尿道再建術を実施した。病理組織学的検査では乳頭状ポリープで、術後の排尿状態も良好であった。病変が陰茎に限局している場合は今回の術式は有効と考えられた。
ISSN:1883-2652
2434-0146
DOI:10.24678/javnu.13.1_35