教授・学習・認知研究における言語とコミュニケーション

本稿では,日本教育心理学会における教授・学習・認知領域の研究を概観した。その際,主な対象としたのは,2021年から2022年に『教育心理学研究』に掲載された論文および,2022年8月―9月にオンラインで開催された日本教育心理学会第64回総会の研究発表である。本稿の前半では,言語とコミュニケーションの観点で上記の研究を分類し,その動向を紹介した。後半では,同様の観点から,最近数年の『教育心理学研究』と約10年前の『教育心理学研究』の論文数や内容の比較を行った。その際,他誌における類似研究の動向もふまえ,最近の教授・学習・認知研究における言語やコミュニケーションの研究,および研究ツールとしての言語...

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Bibliographic Details
Published in教育心理学年報 Vol. 62; pp. 30 - 48
Main Author 森田, 愛子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育心理学会 30.03.2023
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ISSN0452-9650
2186-3091
DOI10.5926/arepj.62.30

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Summary:本稿では,日本教育心理学会における教授・学習・認知領域の研究を概観した。その際,主な対象としたのは,2021年から2022年に『教育心理学研究』に掲載された論文および,2022年8月―9月にオンラインで開催された日本教育心理学会第64回総会の研究発表である。本稿の前半では,言語とコミュニケーションの観点で上記の研究を分類し,その動向を紹介した。後半では,同様の観点から,最近数年の『教育心理学研究』と約10年前の『教育心理学研究』の論文数や内容の比較を行った。その際,他誌における類似研究の動向もふまえ,最近の教授・学習・認知研究における言語やコミュニケーションの研究,および研究ツールとしての言語について論じた。
ISSN:0452-9650
2186-3091
DOI:10.5926/arepj.62.30