二分脊椎におけるImage Overlay Surgery(IOS)の試み
脊髄手術では高位確認が非常に重要であるが,脊椎の変形が著しい症例では外表の指標も偏倚し,術中画像支援システムの有用性も低下するため,高位確認に難渋する場合がある.近年,腹部外科領域をはじめ,より低侵襲な鏡視下手術が求められているが,ディスオリエンテーションに由来する合併症も問題とされており,体表に3次元画像を投影するimage overlay surgery(IOS)の有用性が報告されている.今回我々は,変形の著しい二分脊椎術後再係留の手術にIOSを応用し,高位確認に有用であった1例を報告する....
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| Published in | 小児の脳神経 Vol. 48; no. 3; pp. 279 - 283 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本小児神経外科学会
2023
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0387-8023 2435-824X |
| DOI | 10.34544/jspn.48.3_279 |
Cover
| Summary: | 脊髄手術では高位確認が非常に重要であるが,脊椎の変形が著しい症例では外表の指標も偏倚し,術中画像支援システムの有用性も低下するため,高位確認に難渋する場合がある.近年,腹部外科領域をはじめ,より低侵襲な鏡視下手術が求められているが,ディスオリエンテーションに由来する合併症も問題とされており,体表に3次元画像を投影するimage overlay surgery(IOS)の有用性が報告されている.今回我々は,変形の著しい二分脊椎術後再係留の手術にIOSを応用し,高位確認に有用であった1例を報告する. |
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| ISSN: | 0387-8023 2435-824X |
| DOI: | 10.34544/jspn.48.3_279 |