地域在住要支援・要介護高齢者における臨床的体幹機能検査(FACT)と身体機能の関連
〔目的〕地域在住要支援・要介護高齢者における臨床的体幹機能検査(FACT)と身体機能の関係を調査した.〔対象と方法〕当事業所の利用者126名を対象(男性72名,女性54名,平均年齢77.3 ± 8.6歳)とした.対象者にFACTと握力,最大歩行速度,Timed Up and Go test(TUG),30秒間椅子立ち上がりテスト(CS30),片脚立位保持時間を計測し,移動自立度を評価し,FACTと身体機能の相関関係を調査した.〔結果〕FACTは最大歩行速度,TUG,CS30,片脚立位保持時間,移動自立度には男女ともに中等度の相関が認められた.〔結語〕地域在住要支援・要介護高齢者に対して,FAC...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 35; no. 3; pp. 443 - 447 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2020
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.35.443 |
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Summary: | 〔目的〕地域在住要支援・要介護高齢者における臨床的体幹機能検査(FACT)と身体機能の関係を調査した.〔対象と方法〕当事業所の利用者126名を対象(男性72名,女性54名,平均年齢77.3 ± 8.6歳)とした.対象者にFACTと握力,最大歩行速度,Timed Up and Go test(TUG),30秒間椅子立ち上がりテスト(CS30),片脚立位保持時間を計測し,移動自立度を評価し,FACTと身体機能の相関関係を調査した.〔結果〕FACTは最大歩行速度,TUG,CS30,片脚立位保持時間,移動自立度には男女ともに中等度の相関が認められた.〔結語〕地域在住要支援・要介護高齢者に対して,FACTはバランス能力や下肢筋力,最大歩行速度,移動自立度と関連している可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.35.443 |