ケナガネズミ( Diplothrix legata)の大腿骨骨折に対して髄内ピンとサークラージワイヤーを用いた整復術を実施した1例

左大腿骨の骨折をみとめたケナガネズミに対して,髄内ピンとサークラージワイヤーの併用法による整復手術を実施した。第42病日に髄内ピンを抜去し,第86病日に野生下へ放獣することができた。本報告は,少なくとも2006年以降のケナガネズミにおける初の大腿骨骨折に対する手術事例である。交通事故によるケナガネズミの保護件数は増加しており,手術の機会も今後増えると予想される。...

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Bibliographic Details
Published in日本野生動物医学会誌 Vol. 30; no. 1; pp. 17 - 21
Main Author 新屋, 惣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本野生動物医学会 28.03.2025
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ISSN1342-6133
2185-744X
DOI10.5686/jjzwm.30.17

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Summary:左大腿骨の骨折をみとめたケナガネズミに対して,髄内ピンとサークラージワイヤーの併用法による整復手術を実施した。第42病日に髄内ピンを抜去し,第86病日に野生下へ放獣することができた。本報告は,少なくとも2006年以降のケナガネズミにおける初の大腿骨骨折に対する手術事例である。交通事故によるケナガネズミの保護件数は増加しており,手術の機会も今後増えると予想される。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.30.17