硬膜動静脈瘻治療の最先端
硬膜動静脈瘻治療の最前線について自験例を交えて報告する. 脳卒中治療ガイドライン2015では多くが非ランダム化コホートと症例集積研究である. MRIのtime of flight原画像で硬膜動静脈瘻が存在するか否かが診断できる. 3D-digital subtraction angiographyのmaximum intensity projection画像やmulti-planar reconstruction画像では造影剤の濃淡でシャントの局在診断が可能である. 経静脈的塞栓術のトピックスはシャントの局所を閉塞する選択的経静脈的塞栓術である. カテーテルシステムの発達と工夫により罹患静脈洞...
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          | Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 26; no. 2; pp. 125 - 133 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本脳神経外科コングレス
    
        2016
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0917-950X 2187-3100  | 
| DOI | 10.7887/jcns.26.125 | 
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| Summary: | 硬膜動静脈瘻治療の最前線について自験例を交えて報告する. 脳卒中治療ガイドライン2015では多くが非ランダム化コホートと症例集積研究である. MRIのtime of flight原画像で硬膜動静脈瘻が存在するか否かが診断できる. 3D-digital subtraction angiographyのmaximum intensity projection画像やmulti-planar reconstruction画像では造影剤の濃淡でシャントの局在診断が可能である. 経静脈的塞栓術のトピックスはシャントの局所を閉塞する選択的経静脈的塞栓術である. カテーテルシステムの発達と工夫により罹患静脈洞の温存ができる症例もある. 経動脈的塞栓術のトピックスはOnyxTMで, 今後, 経動脈的塞栓術の根治率上昇が期待される. | 
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| ISSN: | 0917-950X 2187-3100  | 
| DOI: | 10.7887/jcns.26.125 |