私と顔面神経 歩んだ道と若手医師へのメッセージ
「はじめに」 喜多村理事長, ご紹介ありがとうございました. いざ会長講演となると, 先生方に何をお話させていただこうかと戸惑ってしまいますが, 私が取り組んできた顔面神経の臨床と研究を中心に, それらの繋がりや相乗効果, 継続性の大切さを紹介させていただき, 将来の耳科学を担う若手医師にメッセージを送りたいと思います. 【スライド1】 昨日, 岩堀修明先生がご講演された「聴器のたどってきた道」は数千年から数億年という長期に亘る聴器のドラマチックな進化ですが, 私の歩んだ道は僅か30年です. この家は私の生家ではありません. 庭にある松の木はかなり曲がりくねっていますが, 私の人生がこのように...
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| Published in | Otology Japan Vol. 23; no. 2; pp. 75 - 84 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本耳科学会
2013
日本耳科学会 |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0917-2025 1884-1457 |
| DOI | 10.11289/otoljpn.23.75 |
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| Summary: | 「はじめに」 喜多村理事長, ご紹介ありがとうございました. いざ会長講演となると, 先生方に何をお話させていただこうかと戸惑ってしまいますが, 私が取り組んできた顔面神経の臨床と研究を中心に, それらの繋がりや相乗効果, 継続性の大切さを紹介させていただき, 将来の耳科学を担う若手医師にメッセージを送りたいと思います. 【スライド1】 昨日, 岩堀修明先生がご講演された「聴器のたどってきた道」は数千年から数億年という長期に亘る聴器のドラマチックな進化ですが, 私の歩んだ道は僅か30年です. この家は私の生家ではありません. 庭にある松の木はかなり曲がりくねっていますが, 私の人生がこのように迂用曲折していたわけでもありません. この木の見た瞬間「顔面神経の木」と名付けてしまいました. 潜在意識とはそういうものかも知れません. 【スライド2】 私の研究と臨床の履歴を示します. 1980年(昭和55年)に新設医大の愛媛大学の2期生として卒業しました. |
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| ISSN: | 0917-2025 1884-1457 |
| DOI: | 10.11289/otoljpn.23.75 |