都道府県がん登録の全国集計データと診療情報等との併用・突合によるがん統計整備及び活用促進の研究

1. 研究目的 先進国では,がん罹患・死亡動向の正確な実態と予測が定期的にまとめられ,有効活用されているため,わが国でも,これまでに構築された精度管理方法とデータ分析手法の枠組みを活用し,がん登録データと既存データを併用したがんの実態把握方法の具体例を示し,データ活用を促進する必要がある.本研究班は,第3次対がん10か年総合戦略およびがん政策研究事業を引継ぎ,諸外国との共同研究を含むがん研究に基づいて,がん登録データに基づいたがん対策を推進できる唯一のグループであり,都道府県がん登録と院内がん登録との連携強化と,既存の大規模がん統計データとの併用および突合による詳細ながんの動向把握により,今後...

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Published in医療情報学 Vol. 41; no. 2; pp. 86 - 87
Main Authors 加茂, 憲一, 中田, 佳世, 松田, 智大, 西野, 善一, 柴田, 亜希子, 片野田, 耕太, 堀, 芽久美, 宮代, 勲, 杉山, 裕美, 雑賀, 公美子, 伊藤, ゆり, 永岩, 麻衣子, 伊藤, 秀美, 大木, いずみ, 澤田, 典絵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本医療情報学会 23.06.2021
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ISSN0289-8055
2188-8469
DOI10.14948/jami.41.86

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Summary:1. 研究目的 先進国では,がん罹患・死亡動向の正確な実態と予測が定期的にまとめられ,有効活用されているため,わが国でも,これまでに構築された精度管理方法とデータ分析手法の枠組みを活用し,がん登録データと既存データを併用したがんの実態把握方法の具体例を示し,データ活用を促進する必要がある.本研究班は,第3次対がん10か年総合戦略およびがん政策研究事業を引継ぎ,諸外国との共同研究を含むがん研究に基づいて,がん登録データに基づいたがん対策を推進できる唯一のグループであり,都道府県がん登録と院内がん登録との連携強化と,既存の大規模がん統計データとの併用および突合による詳細ながんの動向把握により,今後求められる,がん登録データ活用の正しい方向付けを目的とする.
ISSN:0289-8055
2188-8469
DOI:10.14948/jami.41.86