標準業務手順書を遵守するためのツールとしてのTwo Minutes Lesson(TML)実施の試み

診療プロトコール,マニュアルなどの標準業務手順書(Standard Operating Procedures)を遵守する目的のひとつとしてTwo Minutes Lesson(TML)を実施した。救命救急センター医師10名(アンケートは臨床研修医を含む16名)に対して行つた。8種類の診療プロトコール(蘇生後脳症の体温コントロール,重症急性膵炎の動注療法等)に関するスライドを作成し,モーニングカンファレンス前2分間に指名医師が該当種目について説明した。TML実施前と2か月後にプロトコールの内容に関するテストを行つた。8名は点数が上昇したが,2名は逆に低下した。 アンケートではTMLは有効であると...

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Published in日本臨床救急医学会雑誌 Vol. 16; no. 2; pp. 70 - 74
Main Authors 溝端, 康光, 田口, 博一, 高松, 純平, 山本, 啓雅, 西内, 辰也, 山村, 仁
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床救急医学会 30.04.2013
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ISSN1345-0581
2187-9001
DOI10.11240/jsem.16.70

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Summary:診療プロトコール,マニュアルなどの標準業務手順書(Standard Operating Procedures)を遵守する目的のひとつとしてTwo Minutes Lesson(TML)を実施した。救命救急センター医師10名(アンケートは臨床研修医を含む16名)に対して行つた。8種類の診療プロトコール(蘇生後脳症の体温コントロール,重症急性膵炎の動注療法等)に関するスライドを作成し,モーニングカンファレンス前2分間に指名医師が該当種目について説明した。TML実施前と2か月後にプロトコールの内容に関するテストを行つた。8名は点数が上昇したが,2名は逆に低下した。 アンケートではTMLは有効であると回答を得た。TMLは診療プロトコールの遵守に有効であると考える。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.16.70