ヒトの輝度差弁別閾測定方法に関する研究
人が感じる明るさ感には個人差があり,同じ輝度でも眩しさを感じない人がいる一方で,眩しさを感じてしまう人がいる.光の刺激に極度に反応してしまうことで,アーレン症候群といった視知覚障害を起こすこともある.今回,このように個人ごとに異なる明るさ感に関して,薄明視領域における輝度差弁別閾との相関調査を行った.輝度差弁別閾の測定には視力測定で用いるランドルト環を利用し,30人を対象者として輝度差弁別閾の調査および日常生活においてどのように明るさを感じるかのアンケートを実施した.結果として,輝度差弁別閾特性と明るさ感に関するアンケートに一定の相関傾向を確認することができた....
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| Published in | 日本色彩学会論文誌 Vol. 3; no. 1; pp. 34 - 42 |
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| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本色彩学会
30.06.2025
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 2436-7451 |
| DOI | 10.15048/csr.00014 |
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| Summary: | 人が感じる明るさ感には個人差があり,同じ輝度でも眩しさを感じない人がいる一方で,眩しさを感じてしまう人がいる.光の刺激に極度に反応してしまうことで,アーレン症候群といった視知覚障害を起こすこともある.今回,このように個人ごとに異なる明るさ感に関して,薄明視領域における輝度差弁別閾との相関調査を行った.輝度差弁別閾の測定には視力測定で用いるランドルト環を利用し,30人を対象者として輝度差弁別閾の調査および日常生活においてどのように明るさを感じるかのアンケートを実施した.結果として,輝度差弁別閾特性と明るさ感に関するアンケートに一定の相関傾向を確認することができた. |
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| ISSN: | 2436-7451 |
| DOI: | 10.15048/csr.00014 |