浮世絵×ブロックチェーンデジタルアーカイブ(BDA)を活用した地方創生と市場化

東京日本橋から京都までを結ぶ中山道の各地を描いた「木曽海道六拾九次之内」という浮世絵の風景画シリーズがある。この浮世絵を元にして、中山道の各地を訪れ楽しむ動きが日本人・外国人ともに見られる。また、浮世絵コレクションの売買、浮世絵を扱った展示会やイベントの開催、グッズの販売などが現在展開されている。本稿では、中山道が描かれた浮世絵や現在の各地の風景、各種の情報などをブロックチェーンデジタルアーカイブ(BDA)を用いて保存し、デジタル資産として多様な運用をすることでデータの循環・人と文化の循環・経済の循環を促し、市場を拡張する地方創生プロジェクトと市場化スキームについて解説する。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inデジタルアーカイブ学会誌 Vol. 9; no. 3; pp. 99 - 102
Main Authors 中島 理男, 後藤 博之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published デジタルアーカイブ学会 01.08.2025
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2432-9762
2432-9770
DOI10.24506/jsda.9.3_99

Cover

More Information
Summary:東京日本橋から京都までを結ぶ中山道の各地を描いた「木曽海道六拾九次之内」という浮世絵の風景画シリーズがある。この浮世絵を元にして、中山道の各地を訪れ楽しむ動きが日本人・外国人ともに見られる。また、浮世絵コレクションの売買、浮世絵を扱った展示会やイベントの開催、グッズの販売などが現在展開されている。本稿では、中山道が描かれた浮世絵や現在の各地の風景、各種の情報などをブロックチェーンデジタルアーカイブ(BDA)を用いて保存し、デジタル資産として多様な運用をすることでデータの循環・人と文化の循環・経済の循環を促し、市場を拡張する地方創生プロジェクトと市場化スキームについて解説する。
ISSN:2432-9762
2432-9770
DOI:10.24506/jsda.9.3_99