回復期脳血管障害患者の一日の身体活動量と麻痺の ステージ・ADL能力との関係性

目的は回復期の脳血管障害患者の一日の肢位強度法による身体活動量,麻痺ステージとFIM得点を測定し,選択的な分離運動困難や移動動作が自立していない状況が身体活動量に影響するか否かを調べることであった。対象は2004年8月から2ヶ月間に回復期リハビリテーション病棟に入院したCVA患者20名〈男性13名,女性7名〉であった。方法は3名の理学療法士が無作為割付された症例を測定し,下肢ステージII以下とIII以上及びIII以下とIV以上,FIM66点以上と65点以下の群間のPIPA平均値の差を検定した。結果,下肢ステージII以下とIII以上の群間でPIPAは差を示した。身体活動量の確保に注意すべきと考え...

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Published in理学療法科学 Vol. 20; no. 4; pp. 321 - 324
Main Authors 野口, 雅弘, 山崎, 泰弘, 木村, 朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2005
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.20.321

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Summary:目的は回復期の脳血管障害患者の一日の肢位強度法による身体活動量,麻痺ステージとFIM得点を測定し,選択的な分離運動困難や移動動作が自立していない状況が身体活動量に影響するか否かを調べることであった。対象は2004年8月から2ヶ月間に回復期リハビリテーション病棟に入院したCVA患者20名〈男性13名,女性7名〉であった。方法は3名の理学療法士が無作為割付された症例を測定し,下肢ステージII以下とIII以上及びIII以下とIV以上,FIM66点以上と65点以下の群間のPIPA平均値の差を検定した。結果,下肢ステージII以下とIII以上の群間でPIPAは差を示した。身体活動量の確保に注意すべきと考えられた。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.20.321