Personal Computer利用による運動器リハビリテーション医療支援システムの構築

〔目的〕われわれは運動器リハビリテーションを中核におき,生活習慣病や生活機能病のためのリハビリテーション技術およびプログラムをパーソナルコンピュータ(PC),インターネットを用いることにより広域の医療従事者ならびに対象者に双方向的医療情報を提供するシステムの開発を目指してきたが,その概要について報告する.〔背景〕今後,さらなる増加が予想される生活習慣病や生活機能病に対する対策や,新しいリハの枠組みである運動器・脳血管疾患・心大血管疾患・呼吸器リハビリテーションに対応するためには新しい治療戦略が重要となる.〔概要〕利用者は,インターネットを介してPCで容易に本システムを利用でき,個々の身体状態に...

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Published in日本腰痛学会雑誌 Vol. 13; no. 1; pp. 88 - 95
Main Authors 小林, 茂, 馬場, 久敏, 嶋田, 誠一郎, 久保田, 雅史, 竹野, 建一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本腰痛学会 2007
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ISSN1345-9074
1882-1863
DOI10.3753/yotsu.13.88

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Summary:〔目的〕われわれは運動器リハビリテーションを中核におき,生活習慣病や生活機能病のためのリハビリテーション技術およびプログラムをパーソナルコンピュータ(PC),インターネットを用いることにより広域の医療従事者ならびに対象者に双方向的医療情報を提供するシステムの開発を目指してきたが,その概要について報告する.〔背景〕今後,さらなる増加が予想される生活習慣病や生活機能病に対する対策や,新しいリハの枠組みである運動器・脳血管疾患・心大血管疾患・呼吸器リハビリテーションに対応するためには新しい治療戦略が重要となる.〔概要〕利用者は,インターネットを介してPCで容易に本システムを利用でき,個々の身体状態に応じた有益な情報を得ることが可能である.さらに双方向的医療情報により地域医療ネットワークの構築にも貢献できると考える.〔結論〕本システムの効果については今後検証する必要があるが,われわれは本システムが現代医療の中で有益な戦略の1つとなることを期待している.
ISSN:1345-9074
1882-1863
DOI:10.3753/yotsu.13.88