大学における迷惑メール対応のあり方 利用者毎のオンデマンド対策の効果
電子ーメルは,大学においても教育研究活動はもちろん管理運営の中で,情報交換の代表的でかつ重要なツールとなっている.その一方で,利用者や利用頻度の増加と伴に,迷惑メールによる全メールの爆発的な増加により,大量の迷惑メールに業務メールが埋もれてしまうなどの支障をきたしている.電子メール環境を正常に保っためには,迷惑メールを排除する仕組みが必要不可欠である.これまで,迷惑メルを排除する仕組みが幾つか提案されてきたが,迷惑メールでないものを迷惑メールと判定するなどの誤判定が少なからず存在する.迷惑メールの誤判定に対する組織内の各構成員の受け止め方は千差万別であり,迷惑メール対策を全構成員に対して一律に...
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          | Published in | 学術情報処理研究 Vol. 11; no. 1; pp. 5 - 13 | 
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| Main Authors | , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            国立大学法人 情報系センター協議会
    
        14.09.2007
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| Subjects | |
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| ISSN | 1343-2915 2433-7595  | 
| DOI | 10.24669/jacn.11.1_5 | 
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| Summary: | 電子ーメルは,大学においても教育研究活動はもちろん管理運営の中で,情報交換の代表的でかつ重要なツールとなっている.その一方で,利用者や利用頻度の増加と伴に,迷惑メールによる全メールの爆発的な増加により,大量の迷惑メールに業務メールが埋もれてしまうなどの支障をきたしている.電子メール環境を正常に保っためには,迷惑メールを排除する仕組みが必要不可欠である.これまで,迷惑メルを排除する仕組みが幾つか提案されてきたが,迷惑メールでないものを迷惑メールと判定するなどの誤判定が少なからず存在する.迷惑メールの誤判定に対する組織内の各構成員の受け止め方は千差万別であり,迷惑メール対策を全構成員に対して一律に提供することを困難にしている.そこで我々は,電子メールの利用状況を考慮すると必ずしも対策を一律に行う必要はなく,利用者自身が選択して対策を行うことで,組織内に比較的容易に迷惑メール対策を導入でき,しかも十分な効果を上げることを期待した.山口大学ではこの考えにもとづき,希望者に対して利用者が選択する迷惑メール対策を導入した.本稿では,迷惑メール対策の具体的な導入事例について述べるとともに,大学における迷惑メール対策のあり方について議論する. | 
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| ISSN: | 1343-2915 2433-7595  | 
| DOI: | 10.24669/jacn.11.1_5 |