国立公園制度を通じたナショナル・ヘリテージの創出 イスラエルにおける考古遺跡の遺産化

本発表は、国立公園制度を通じて行われた考古遺跡の遺産化の検討を通じて、国策としての文化遺産マネジメントの政治性および歴史的変遷を明らかにし、これまで一般化されてきた当地域の文化遺産と社会の関係を批判的に問い直すものである。遺産化された各対象遺跡について、遺跡解釈の際の根拠となる「層位」・「遺構」を遺産化前後で比較し、国立公園局によって「何」がナショナル・ヘリテージとして選択されてきたかを考察する。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. 151
Main Author 岡田, 真弓
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2012
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2012.0.151.0

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Summary:本発表は、国立公園制度を通じて行われた考古遺跡の遺産化の検討を通じて、国策としての文化遺産マネジメントの政治性および歴史的変遷を明らかにし、これまで一般化されてきた当地域の文化遺産と社会の関係を批判的に問い直すものである。遺産化された各対象遺跡について、遺跡解釈の際の根拠となる「層位」・「遺構」を遺産化前後で比較し、国立公園局によって「何」がナショナル・ヘリテージとして選択されてきたかを考察する。
Bibliography:E15
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2012.0.151.0