COPD急性増悪を対象とした呼吸リハビリテーション 京都桂病院での5年間の経験

京都桂病院では,2002年12月以後COPD急性増悪による入院患者に対して,急性期呼吸リハビリテーション(以下呼吸リハビリ)を実施してきた.5年6ヵ月の間に,159人の患者による269件の入院において,急性期呼吸リハビリが実施された.開始と終了時の千住らのADLスコアは33±20と61±23,6分間歩行距離は194±140 mと276±140 mであった.これは,呼吸リハビリ単独の効果ではなく,包括的治療によってもたらされたものであるが,ADLが改善し運動量を増大する傾向はあった....

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 21; no. 1; pp. 40 - 46
Main Authors 細沼, 美紀, 西村, 尚志, 東, 正徳, 安井, まや, 清水, 香代, 清水, 麻美, 塙, 健, 西村, 浩一, 吉田, 博徳, 宮﨑, 博子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 30.06.2011
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ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.21.1_40

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Summary:京都桂病院では,2002年12月以後COPD急性増悪による入院患者に対して,急性期呼吸リハビリテーション(以下呼吸リハビリ)を実施してきた.5年6ヵ月の間に,159人の患者による269件の入院において,急性期呼吸リハビリが実施された.開始と終了時の千住らのADLスコアは33±20と61±23,6分間歩行距離は194±140 mと276±140 mであった.これは,呼吸リハビリ単独の効果ではなく,包括的治療によってもたらされたものであるが,ADLが改善し運動量を増大する傾向はあった.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.21.1_40