東日本大震災と人類学 人類学は被災社会に対してなにができるのか

2011年4月から11月にかけて、震災後の岩手県下の複数の市町村で、住民のまちづくりに協力しながら被災後の行動を記録した。被災地と一口でいっても実態は多様であり、復旧・復興のためにも、できるだけ早い時期からの記録化が必要なことを痛感した。まちづくりも被災者の記録化も、重要なのは現地を歩いて、人びとの意識と行動を理解することである。その意味で、人類学は被災社会の復興に大きく貢献できるはずである。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. 54
Main Author 竹沢, 尚一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2012
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2012.0.54.0

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Summary:2011年4月から11月にかけて、震災後の岩手県下の複数の市町村で、住民のまちづくりに協力しながら被災後の行動を記録した。被災地と一口でいっても実態は多様であり、復旧・復興のためにも、できるだけ早い時期からの記録化が必要なことを痛感した。まちづくりも被災者の記録化も、重要なのは現地を歩いて、人びとの意識と行動を理解することである。その意味で、人類学は被災社会の復興に大きく貢献できるはずである。
Bibliography:PHb1
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2012.0.54.0