お前次第だ ポスト遊動狩猟採集民・ムラブリの社会関係にみる癒着と乖離

本発表は、タイ北部にて唯一の狩猟採集民として知られるムラブリを事例に、彼らの「お前次第だ」という台詞とその周辺に位置づけられる民族誌的事例から、彼らの社会関係のあり方を癒着と乖離を手がかりに考察検討することを目的とする。さらに本発表では、ムラブリの社会関係からの問いかけとして、排他的なブロックへと切り分けられた匿名性にある個人を支配システムに配置する西洋近代における社会観の再考を試みる。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. D05
Main Author 二文字屋, 脩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2015
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2015.0_D05

Cover

More Information
Summary:本発表は、タイ北部にて唯一の狩猟採集民として知られるムラブリを事例に、彼らの「お前次第だ」という台詞とその周辺に位置づけられる民族誌的事例から、彼らの社会関係のあり方を癒着と乖離を手がかりに考察検討することを目的とする。さらに本発表では、ムラブリの社会関係からの問いかけとして、排他的なブロックへと切り分けられた匿名性にある個人を支配システムに配置する西洋近代における社会観の再考を試みる。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2015.0_D05