「石ころ」から「守るべき遺産」へ トルコ地中海地方パターラにおける遺跡保存と観光開発

本発表の目的は、トルコ地中海地方のパターラ遺跡を事例に、特に所有の観点から考古遺跡の遺産化と観光開発の関係の変化を検討することによって、文化遺産に利害を持つ人々の遺産に対する理解・関わり方を、その変化も含めて明らかにすることである。特に、遺跡発掘と復元作業の進展によって、パターラの地元住民や彼ら以外の利害関係者の間で、文化遺産保護を前提にした観光開発がどのように理解されてきたのかを考察する。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. 199
Main Author 田中, 英資
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2013
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2013.0_199

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Summary:本発表の目的は、トルコ地中海地方のパターラ遺跡を事例に、特に所有の観点から考古遺跡の遺産化と観光開発の関係の変化を検討することによって、文化遺産に利害を持つ人々の遺産に対する理解・関わり方を、その変化も含めて明らかにすることである。特に、遺跡発掘と復元作業の進展によって、パターラの地元住民や彼ら以外の利害関係者の間で、文化遺産保護を前提にした観光開発がどのように理解されてきたのかを考察する。
Bibliography:H18
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2013.0_199