閉塞性動脈硬化症における近赤外線分光法の回復時間と心血管予後との関連性
要 旨:閉塞性動脈硬化症の患者に対し,近赤外線分光法(NIRS)にて測定された運動負荷試験後の下肢虚血の回復時間(RT)と,心血管予後との関連性を検討した。観察期間は9.2±2.1年であった。心血管イベント発症群と発症しなかった群とで比較すると,患者の両下肢のうち回復が遅かったほうの肢のRTは,有意差はなかったもののイベント発症群で長かった。NIRSで測定されたRTは,心血管予後に関連する可能性がある。...
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Published in | 脈管学 Vol. 52; no. February; pp. 123 - 127 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脈管学会
10.02.2012
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-1126 1880-8840 |
DOI | 10.7133/jca.52.123 |
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Summary: | 要 旨:閉塞性動脈硬化症の患者に対し,近赤外線分光法(NIRS)にて測定された運動負荷試験後の下肢虚血の回復時間(RT)と,心血管予後との関連性を検討した。観察期間は9.2±2.1年であった。心血管イベント発症群と発症しなかった群とで比較すると,患者の両下肢のうち回復が遅かったほうの肢のRTは,有意差はなかったもののイベント発症群で長かった。NIRSで測定されたRTは,心血管予後に関連する可能性がある。 |
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ISSN: | 0387-1126 1880-8840 |
DOI: | 10.7133/jca.52.123 |