自立した入浴に向けて あー、気持ちよかった

入浴介助を必要としている利用者に対して、自立入浴を目標とした、入浴介助を行った。対象は、下肢の筋力低下により単独歩行に不安を持つ、78歳の男性、介護度は1である。まずコミュニケーションを十分に取り、歩行時の不安を和らげる事から始め、風呂場までの約15mを、5m間隔で休憩しながら歩行介助する。衣服の着脱は、自立動作で上着を脱ぎ、ズボンは職員の介助で脱ぐ。入浴時は声掛け等のコミュニケーションを取り、リラックスして頂き、帰りも同じく歩行介助を行う。これらを続けた結果、全介助だった入浴が、部分介助で十分行えるようになった。また、バーサルインデックス評価値が、「入浴」と「整容」で自立度がアップし、合計点...

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Bibliographic Details
Published in昭和病院雑誌 Vol. 3; no. 2; pp. 165 - 169
Main Authors 鬼塚, 志乃, 野崎, 幸徳, 藤岡, 文恵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 医療法人茜会 昭和病院 2007
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ISSN1880-1528
1880-151X
DOI10.11163/akanekai.3.165

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Summary:入浴介助を必要としている利用者に対して、自立入浴を目標とした、入浴介助を行った。対象は、下肢の筋力低下により単独歩行に不安を持つ、78歳の男性、介護度は1である。まずコミュニケーションを十分に取り、歩行時の不安を和らげる事から始め、風呂場までの約15mを、5m間隔で休憩しながら歩行介助する。衣服の着脱は、自立動作で上着を脱ぎ、ズボンは職員の介助で脱ぐ。入浴時は声掛け等のコミュニケーションを取り、リラックスして頂き、帰りも同じく歩行介助を行う。これらを続けた結果、全介助だった入浴が、部分介助で十分行えるようになった。また、バーサルインデックス評価値が、「入浴」と「整容」で自立度がアップし、合計点数も10から20に増加した。
ISSN:1880-1528
1880-151X
DOI:10.11163/akanekai.3.165