釣りが私のいきがいなんよ 失行要素を呈した症例について

今回、高次脳機能障害を呈する74歳の男性を担当した。症例の要望は、釣りにいけることであり、釣りの動作と移動手段の獲得が必要であった。釣り動作に支障をきたす高次脳障害の状態を評価・把握し、作業療法アプローチを実施した。作業療法評価・アプローチについては、失行の誤りと特徴を評価し、写真の分割提示プラス口頭指示・視覚的デモンストレーションで釣り糸結びを行った。その後釣り動作、その他の物品使用動作が可能となったためここに報告する。...

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Bibliographic Details
Published in昭和病院雑誌 Vol. 4; no. 1; pp. 029 - 033
Main Authors 中村, 龍二, 松田, 祥和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 医療法人茜会 昭和病院 2007
Subjects
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ISSN1880-1528
1880-151X
DOI10.11163/akanekai.4.029

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Summary:今回、高次脳機能障害を呈する74歳の男性を担当した。症例の要望は、釣りにいけることであり、釣りの動作と移動手段の獲得が必要であった。釣り動作に支障をきたす高次脳障害の状態を評価・把握し、作業療法アプローチを実施した。作業療法評価・アプローチについては、失行の誤りと特徴を評価し、写真の分割提示プラス口頭指示・視覚的デモンストレーションで釣り糸結びを行った。その後釣り動作、その他の物品使用動作が可能となったためここに報告する。
ISSN:1880-1528
1880-151X
DOI:10.11163/akanekai.4.029