個人を型に嵌めるだけが「社会化」か 狩猟採集社会の社会化論にむけて

本発表では、文化人類学周辺領域における社会化論を整理したうえで、カメルーン東南部の熱帯雨林に暮らす狩猟採集民バカの発話共有の現象を位置づけて、「世界の解釈が一致しないことを歓迎する社会化」のあり方について、その理論的裏付けを試みる。狩猟採集民の社会化研究では、「自律の社会化」が注目されるが、本発表はこの議論を前進させることを目的としている。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. B07
Main Author 園田, 浩司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2022
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2022.0_B07

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Summary:本発表では、文化人類学周辺領域における社会化論を整理したうえで、カメルーン東南部の熱帯雨林に暮らす狩猟採集民バカの発話共有の現象を位置づけて、「世界の解釈が一致しないことを歓迎する社会化」のあり方について、その理論的裏付けを試みる。狩猟採集民の社会化研究では、「自律の社会化」が注目されるが、本発表はこの議論を前進させることを目的としている。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2022.0_B07