岐阜聖徳学園大学における多職種連携教育の構築 (第2報)

「はじめに」本看護学部では, 特色として設置趣旨をはじめカリキュラムに「多職種連携」を位置づけ, 多職種連携・協働の核となる人材育成に取り組むことを目標の一つに掲げている. 第1報において, 本学部の多職種連携教育(IPE : Interprofessional Education, 以後IPE)の捉え方, IPE関連科目など現状を報告した(古澤, 2017). 多職種連携の定義については, 「2つ以上の複数の領域の専門職者がそれぞれの専門性を提供しあい, 相互作用しつつ連携することである. 多職種連携の要素は, 共通の合意した目標を目指すことを基盤として, 各職種が同等性を保つこと, 多様性...

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Published in岐阜聖徳学園大学看護学研究誌 no. 3; pp. 21 - 30
Main Authors 古澤洋子, 小林純子, 服鳥景子, 森礼子, 尾関唯未, 大見サキエ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 岐阜聖徳学園大学 31.03.2018
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ISSN2189-9525

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Summary:「はじめに」本看護学部では, 特色として設置趣旨をはじめカリキュラムに「多職種連携」を位置づけ, 多職種連携・協働の核となる人材育成に取り組むことを目標の一つに掲げている. 第1報において, 本学部の多職種連携教育(IPE : Interprofessional Education, 以後IPE)の捉え方, IPE関連科目など現状を報告した(古澤, 2017). 多職種連携の定義については, 「2つ以上の複数の領域の専門職者がそれぞれの専門性を提供しあい, 相互作用しつつ連携することである. 多職種連携の要素は, 共通の合意した目標を目指すことを基盤として, 各職種が同等性を保つこと, 多様性や独自性を尊重すること, 相互に承認することである. 」とし, IPEの到達目標を「看護専門職の役割と責務を理解し, 保健・医療・福祉・教育・行政などの専門職種と連携し, 看護の対象(地域の人々)の健康問題に対して支援できる基礎的能力を身につける」としている.
ISSN:2189-9525